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本格ミステリから⇔オチが規格外の問題作までミステリ作品の幅が広い
ミステリ界で魅力的な【問題作】を数多く残している”麻耶 雄嵩”先生の作品は、
第64回日本推理作家協会賞、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞した『隻眼の少女』や相葉雅紀主演でフジテレビの月9枠でドラマの原作になった『貴族探偵』など本格ミステリファンも楽しめる王道パターンの作品もあり、
また『メルカトル鮎シリーズ』は本格ミステリにちょっと飽きたなとか、規格外のオチのあるミステリーを読みたい人におすすめです。
- 本格ミステリを読みたい人
- 奇想天外なミステリーのオチに出会いたい方
- 短編集と長編で楽しみたい方
- クセが強いものが好きな人
- 想像を超えたストーリー展開が好きな人
Amazonオーディブルはこんな方におすすめ
「本は読みたくても、忙しくて読書時間を作れない。」
私も本を熟読する時間を作れませんでした。その時に出会ったのが
○○をしながら本が聴ける”Amazonオーディブル”やオーディオブックです。
車の運転中や通勤・通学の時にオーディオブックを聴くと、学びを発見できたり感性や感情を豊かにしてくれます。

それでは8冊紹介していきます。
【麻耶 雄嵩】おすすめ本8選

①『夏と冬の奏鳴曲 新装改訂版』 (講談社文庫) 読み終わった後から話が始まる

Amazonオーディブル聴き放題対象
10万人の読者が唖然。本格ミステリ屈指の問題作! 桁外れの破壊力! あなたはこの奇蹟の書を読み解けるか?
二十年前に死んだ美少女を偲び、孤島「和音(かずね)島」に集う男女を襲う惨劇。
今も彼女の影が支配する島で、雪が降りつもった夏の朝に、首なし死体が発見される。
雪密室を皮切りに島の均衡は崩れ、暴走が始まる。
ラストの大破局(カタストロフ)、メルカトル鮎(あゆ)のとどめの一言。
発表当時から話題騒然の超問題作!Amazon






②『メルカトルかく語りき』 (講談社文庫) 最初に読んで欲しい


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悪徳銘探偵(メルカトル)と五つの難事件、怜悧な論理で暴く意外すぎる真実の数々! ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人! 銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは――「答えのない絵本」他、全5編収録。麻耶ワールド全開の問題作!!
BOOKデータベース



短編集の中の『密室荘』が好きで、話の途中で「セメント」とか出てきます。(まさか、、、)(それはないだろう)と思いながら聴き進めていってオチに近づいた時(やっぱり、そう来たか)と思う反面、超規格外の有り得ないオチに脱帽しました。
③『新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』 (講談社ノベルス) デビュー作で死にます


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首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。京都近郊に経つヨーロッパ中世の古城を彷彿させるゴチック調の館・蒼鴉城を「私」が訪れたとき、惨劇の幕はすでに切って落とされていた。事件の最中、満を持して登場するメルカトル鮎。そして迎える壮絶な結末! ミステリー界を騒然とさせた衝撃のデビュー作を新装版にて。
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④『貴族探偵』 (集英社文庫) 貴族なので推理は下僕まかせ


自称「貴族」で趣味は「探偵」という謎の男が、コネと召使いを駆使して事件を解決! 斬新かつ精緻なトリックと過去に例のない強烈なキャラクターが融合した、奇跡の本格ミステリ集。(解説/千街晶之)
BOOKデータベース



⑤『隻眼の少女』 (文春文庫) 本格ミステリ大賞・日本スリ作家協会賞受賞作品


自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、村の伝説の地で起こった少女の首切り事件に遭遇する。被害者は古から村を支配するスガル様の後継者で、九年後に起こると予言される大難事に備えるべく修行をしていた。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った水干姿の十八歳の隻眼の少女の名は御陵みかげ。名探偵であった亡き母、御陵みかげの遺児で、母の名を継ぐべく、元刑事の父の手ほどきで各地で探偵としての修養を積んでいた最中だった。静馬は助手見習いとして、みかげと共に被害者の琴折屋敷へ向かうが、そこでは第二第三の殺人が待ち受けていた。三つ児の三姉妹、そして父を失いながらも難事件を解決したみかげ。だが、18年後に同じ現場で18年前を再現するような悪夢が……。絶品の超絶本格ミステリー。第64回日本推理作家協会賞、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。
BOOKデータベース



⑥神様ゲーム(講談社文庫)いきなり神様が「犯人の名前」を答えます


自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは? 神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?
この事件の恐るべき真相を、あなたは正しく理解できるか!?
――綾辻行人
自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは?
『さよなら神様』本格ミステリ大賞受賞! 神様シリーズ第1作待望の文庫化。神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?
引用BOOKデータベース



本格ミステリ大賞受賞したストーリーの設定が斬新です。
少年探偵団の”芳雄”に同級生の鈴木くんが答えます。
「犯人は○○だ」
推理も何もなく、いきなり犯人の名前を挙げます。
芳雄以上に読み手は「誰?」と好奇心を煽られ、ドンドン読み進みます。そして進むごとに次々と芳雄の周りの人たちが死んでいきます。
ラストは芳雄がずっと違和感があった誕生日の謎が解け、1本だけ消えなかったろうそくの炎が天誅を下します。
ここで、さすが麻耶雄嵩先生的な意外なオチが待っているので一気に読んでください。
⑦さよなら神様(文春文庫)イケメン小学生が神様。シリーズ第二弾


1行目から真犯人の名前をズバリ公開!? 極北を行く麻耶ミステリーの最高傑作 「犯人は〇〇だよ」。 クラスメイトの鈴木太郎の情報は絶対に正しい。 やつは神様なのだから。 神様の残酷なご託宣を覆すべく、久遠小探偵団は事件の調査に乗り出すが……。 衝撃的な展開と後味の悪さでミステリー界を震撼させ、 本格ミステリ大賞に輝いた超話題作。 他の追随を許さぬ超絶推理の頂点がここに!
引用BOOKデータベース



転校した小学生の鈴木くんはイケメンにパワーアップして登場。
冒頭の1行目が凄い本は数多くあります。その中でも『さよなら神様』は一線を越えています。
「犯人は○○だよ」
いきなり名指しです。
まったく何処のどなたか分からない人が、「犯人だよ」って教えてくれます。
犯行や、まして主人公すら分っていないのに神様・鈴木くんは、ぶっ放してくれます。
(もうすでに、ここから叙述トリックが始まっています)
ストーリーの途中でトリックが明かされて「ん?」って感じますが、オチを読んで「あー♥」と賛否両論の気持ちにさせてくれます。
麻耶雄嵩ファンなら必読の1冊。


⑧貴族探偵対女探偵 らしくないぐらいラストのオチが、すんなり秀逸


新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。地道に捜査をする愛香などどこ吹く風で、貴族探偵は執事やメイドら使用人たちに推理を披露させる。愛香は探偵としての誇りをかけて、全てにおいて型破りの貴族探偵に果敢に挑む!事件を解決できるのは、果たしてどちらか。精緻なトリックとどんでん返しに満ちた5編を収録したディテクティブ・ミステリの傑作。
「BOOK」データベースより



本格ミステリ・ベスト10で1位を獲り、2022年から本格ミステリ作家クラブ会長を務める麻耶雄嵩さんの代表作。
メルカトル鮎シリーズの『夏と冬の奏鳴曲 新装改訂版』みたいな奇想天外なオチでは無いけど「上手い」と言ってしまうオチは素晴らしいです。
・読みやすさ
・登場人物の魅力
・オチの分かりやすさ
などバランスが良い作品なので、麻耶雄嵩さんを始めて読む人にオススメの1冊です。
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