【賛否両論のオチ】喝采!かブーイング!貫井ファンが、おすすめする本3選

貫井徳郎 プリズム

映画化されたり、作品が直木賞に4回ノミネートされた貫井先生ですが、斬新なオチがある作品のおかげで好きか嫌いか真っ二つに分かれる作家さんです。

あおば
『プリズム』を聴いてファンになった男なので貫井作品が好き

Amazonオーディブルで聴ける作品が少ないので、この記事では紙の本も紹介します。

 

Amazonオーディブルはこんな方におすすめ

「本は読みたくても、忙しくて読書時間を作れない。」

私も本を熟読する時間を作れませんでした。その時に出会ったのが

○○をしながら本が聴ける”Amazonオーディブル”やオーディオブックです。

車の運転中や通勤・通学の時にオーディオブックを聴くと、学びを発見できたり感性や感情を豊かにしてくれます。

 

それでは3冊紹介していきます。

【貫井徳郎】おすすめ本3選

字で表す賛否両論

①『プリズム』 (創元推理文庫) 賛否両論のオチで有名

Amazonオーディブル聴き放題対象

女性教師が自宅で変死--
謎が謎を呼び、推理が推理を呼ぶ
貫井徳郎 本格ミステリの最高傑作!

女性教師はなぜ死んだ?
多重解決ミステリの神髄!!
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。ホワイトデーにチョコレートを送った同僚の男性教師が容疑者として浮かび上がり、事件は簡単に解決すると思われたが……。浮かんでは消える容疑者たち。いったい誰が犯人なのか? 死んだ女性教師は何者だったのか。推理が推理を呼ぶ、超絶技巧の挑戦作であり、ミステリの常識を超えた衝撃作!

BOOKデータベース

あおば
必ずラストで、もう一度読み返してしまう本といえば『プリズム』の名前が挙がるほどオチが衝撃です。とは言えストーリー事態は、かなり秀逸です。名探偵役不在で章ごとに推理する人の視点で話が進み、殺害したであろう容疑者を1人に絞っていきます。→次の章では容疑をかけられた人物が推理していき、違う容疑者を1人挙げるという驚きのリレー方式でストーリーが進むので、常に探偵役と容疑者が変わり続けます。

②『ドミノ倒し』  (創元推理文庫) すんなり終わりません

貫井徳郎 BOOKデータベース

地方都市・月影市で探偵業を営む十村のもとに「殺人事件の容疑者となっている男の無実を証明して欲しい」と依頼が舞い込む。依頼人は元恋人の妹でとびきりの美人。しかも久しぶりの依頼にはりきる十村は,旧友の警察署長も巻き込んで,癖のある月影市の住人たちを相手に早速調査に着手する。しかし,過去に月影市で起きた別の未解決殺人事件との奇妙な共通点が見つかり,さらに別の事件の存在も浮かび上がる。ドミノ倒しのように真実を追えば追うほど連鎖する事件。その真相に探偵が迫るとき,恐るべき結末が待ち受ける――。

BOOKデータベース

あおば
文章が読みやすい。予想外のオチを繰り出す貫井作品なんで「クセが強いの?」って思うかも。でも、文章は軽く、スラスラ話が進んでいくのでグイグイ引っ張ってくれます。そして、オチで突き放します。

③『女が死んでいる』 (角川文庫) 短編集

貫井徳郎

二日酔いで目覚めた朝、ベッドの横の床に見覚えのない女の死体があった。俺が殺すわけがない。知らない女だ。では誰が殺したのか――?(「女が死んでいる」)表題作他7篇を収録した、企みに満ちた短篇集。

BOOKデータベース

あおば
衝撃のビジュアルブックシリーズで、かなりの悪評を浴びた本です(本の内容じゃなくて、内容にあわせて撮った写真のモデルがヤバかったと言われています笑。”文庫本”で読みましょう。)

  • どんでん返しあり。
  • オチあり。
  • 文章は秀逸。
    クセのない貫井作品を、先ず読みたい方におすすめの1冊です。

まとめ

モーンガータの花束

京極夏彦先生の後任で2023年5月19日に日本推理作家協会の新代表理事に貫井徳郎先生がが就任されました。

初代の江戸川乱歩先生から数えて16代目の代表理事に貫井徳郎先生がが就任されました。

まとめ)貫井徳郎先生の特徴

  • とにかく文章が読みやすい。
  • 設定や背景を細かく描写しないタイプなので話がスラスラ進んでいく。
  • どんでん返しが上手い。
  • 『愚行録』や『慟哭』から→『プリズム』など。人間の本質に迫るミステリーや、賛否両論のオチで落とすミステリーまで。作品の幅はかなり広い作家さんです。

純文学のように人間の本質や業など深堀りしていく作品は、人によっては「しんどい」、「重い」と敬遠されます。たしかに貫井作品の代表作の中では「しんどい」系もあります。

貫井徳郎ファンの私は、いろいろな方に貫井徳郎先生の本を読んで欲しくて、あえて、この記事では、心がしんどくない作品を選びました。

日本屈指の賛否両論のオチが描ける作家は”麻耶嵩雄”先生

最後に話が変わりますが、『プリズム』のように予想を超えてくるオチが「好物♪」と言ってくれる方におすすめの作家は”麻耶嵩雄”先生です。『夏と冬の協奏曲』を始め『メルカトル鮎シリーズ』などヤバいオチの作品はハマります。沼ってください。

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