道尾秀介の道尾マジックが炸裂するAmazonオーディブルで聴ける、おすすめオーディオブック4選

道尾秀介

※この記事はPRや広告を含みます

直木賞作家の道尾秀介先生の作品はラストの展開が凄くて、おもわず「えっ⁉」っと驚く”どんでん返し”にハマります。また伏線回収が巧みなので冒頭から意識して話に集中させてくれます。

ただホラー要素が多い作品もあるので怖い話が苦手な方は注意が必要です。

私もホラー要素が苦手なので道尾秀介の代表作”向日葵の咲かない夏”は恐る恐る読みました。

安心してください。

この記事でおすすめのオーディオブックは大どんでん返しや、読み終わった後に驚きがある4冊を選びました。

Amazonオーディブルはこんな方におすすめ

「本は読みたくても、忙しくて読書時間を作れない。」

私も本を熟読する時間を作れませんでした。その時に出会ったのが

○○をしながら本が聴ける”Amazonオーディブル”やオーディオブックです。

車の運転中や通勤・通学の時にオーディオブックを聴くと、学びを発見できたり感性や感情を豊かにしてくれます。

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直木賞作家の道尾秀介のおすすめオーディオブック4選

おすすめオーディオブック①”カラスの親指”

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引用参照:Amazonオーディブル

第144回直木賞受賞作。道尾マジックが堪能できる傑作

妻を亡くし娘も失った詐欺師の武沢竹夫が主人公。

武沢こと”タケさん”がひょんなことから組んだ相棒が、テツさんこと”入川鉄巳”。

中年詐欺師たちにドンドン仲間が増えていく。

カラスの親指の登場人物

  • 武沢竹夫-良心の呵責に耐え切れず闇金の会社を摘発した事によって”ヒグチ”に追われている。
  • 入川鉄巳-鍵屋。イルカのような顔をしていて英語とアナグラムが得意。
  • 河合まひろー茶髪のセミロングの18歳。スリで生活している。
  • 河合やひろ-まひろの姉。昔は働いていたが、まひろに頼っている。
  • 石屋貫太郎-河合やひろに頼っているマジシャン。
  • トサカ-子猫

他にも元闇金会社の社長”ヒグチ”など出てきます。ただ次作の”カエルの小指”に登場するので5人と1匹を覚えておいて下さい。(※次作では”テツ”は親指から小指に変わる)

#カラスの親指 #読了
傑作の小説。
これほど父親の愛を感じるカッコいい物語を読んだことは無いです。40代、50代のお父さん世代は読み始めたら、ノンストップでラストまで読み続けますね。※親指は父親を表す以外に、もう一つ意味があるので、心をジーンとしてください。 pic.twitter.com/BWq7YmAzil

— あおば京介@読書・オーディオブックで人生を変えたブロガー (@aobakyosuke) February 10, 2023

どん底の人生を歩む4人が集まった。

タケさんとテツさんの会話が軽妙で、詐欺の手口もシリアスよりはコミカルな感じで書かれていて聴きやすく話は進んでいくが、登場人物が背負っている過去は重い。

タケさんは妻と娘と死に分かれていて、テツさんは子供に恵まれず妻は死んでいる。

やひろとまひろの父は失踪していて、母親はタケさんによって自殺へ追い込まれた。

石屋貫太郎も、どえらい痛みを抱えているのかと思っていたがカラスの親指、続編のカエルの小指でもエピソードも無く、やひろの恋人であり夫で登場している。

そんな5人と1匹が人生逆転の為に大きな詐欺を仕掛ける。

ヒグチ達の金を奪うアルバトロス作戦を実行する

タケさんの娘の死と、やひろとまひろの母親の死の原因になったヒグチ達に復讐するために組織の金を奪う計画・アルバトロス作戦をを実行する。

そして計画は実行される。

このあと生き残った、タケさんは気づく。

「俺は、とんでもない勘違いをしているんじゃないか?」

それを確かめるべく病院に向かった。

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おすすめオーディオブック②”カエルの小指”

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あおば
続編を書かない道尾秀介先生が登場人物たちに会いたくて書いた愛着のあるシリーズ

カエルの小指の聴きどころ

  • 突如あらわれた中学生”キョウ”の頼み事。
  • キョウの母親をだましたナガミネに、まひろが仕掛ける。
  • キョウの父親はタケさんなのか?
  • 人間は、どこから来たのかじゃなくて、どこへ行くのかが大事

まずはカラスの親指を聴いてからカエルの小指を聴くことをおすすめします。

話の内容は続編からでも楽しめるように書かれていますが、タケさんや、まひろの関係性などをわかってから聴くと何倍もカエルの小指の世界が広がります。

キョウがタケさんの元へ現れた

#カエルの小指 #読了
15年前に母親の命を助けてくれた男に会う+実の父親を探しだす+母親を騙した男に復讐する。
この3つの事柄を、いっぺんにぎゅっと実行したい中学生”キョウ”が動きだす。
カラスの親指→カエルの小指と2冊一気に聴くぐらい引き込まれるシリーズ。 pic.twitter.com/J5VETKD321

— あおば京介@読書・オーディオブックで人生を変えたブロガー (@aobakyosuke) February 17, 2023

詐欺師から足を洗い、口が上手いので実演販売の道を歩んできた武沢=タケさん。

実演販売をしているタケさんの前にキョウが現れ質問攻めにして、場の雰囲気を壊し去っていく。

売り上げもたたず弱って帰るタケさんの前に、、なんと再びキョウが現れる。

そしてキョウから意外なことを頼まれる。

「実演販売を教えて欲しい。」

キョウの為にタケさん達は動き出す

実演販売を教えながらタケさんとキョウの共同生活が始まる。

生活をしているうちにキョウの母親はナガミネという男に騙され、ショッピングセンターの3階から身を投げた。と聞かされる。

そしてナガミネを探し出すためにタケさんは協力する。

これ以上書くとネタバレするので最後に。

今作も見事な大どんでん返しがあるので最後の最後まで一気に聴けてしまう。

読後感が良いので前向きな気持ちにさせてくれる本です。

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おすすめオーディオブック③”いけない”

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“結末”の奥に潜む“真相”。あなたも絶対、騙される
騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。

『向日葵の咲かない夏』の原点に回帰しつつ、驚愕度・完成度を大幅更新する衝撃のミステリー!

文藝春秋https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163910512

各章の最後で明かされる「写真」を見ることで、物語をガラリと変える驚きの仕掛けが隠されている。※Amazonオーディブルでは目次にPDFで写真があるので、聴きながら、最後に見て下さい。ネタバレになるので違う写真は見ない方が良いですよ。

一度読んでから、もう一度読みたくなること間違いなしの面白さで、大きな反響を呼んだ、道尾秀介さんの今までにないミステリー作品です。

第一章では誰が死んだのか?※ネタバレ

まだ聴いていない人は、次の『いけないⅡ』まで読まずに飛ばしてください。

この章のミステリーは、最後に誰が死んだのか、という点に焦点を当てています。吉住と宮下が運転する車が誰かを轢いてしまいましたが、それは雅也、邦夫、隅島の3人の中で誰だったのでしょうか。

さて、写真の手がかりを見る前に、文章から得られる情報をまとめてみましょう。

車は右から来た人物をはねてしまったと記述されています。そして、車は白蝦蟇シーラインから分かれた道を南へ進んでいたこと。事故はゆかり荘の前で起こったことがわかります。

この情報から、邦夫は候補から外れます。地図を見ると、邦夫がいたゆかり荘は車から見て左側にあるため、飛び出した場所で邦夫が死亡する可能性はゼロです。
次に雅也ですが、彼も候補から外れます。彼は商店街を南に抜け、ゆかり荘の通りに出ていますが、地図上で確認すると、商店街を抜けた場所は事故現場から遠すぎです。

最後に隅島を見てみると、彼が一番可能性が高いことがわかります。隅島も商店街を南に走っていましたが、山車の混雑で通れなくなり、路地に入ってしまったようです。この路地からゆかり荘に向かった場合、事故現場に辿り着くことになります。

これらの点を考慮すると、第一章で死んだのは隅島と考えられます。

おすすめオーディオブック④”いけないⅡ”

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最終ページに潜む驚愕トリック。衝撃作、再び
大きな話題を読んだ”体験型ミステリー”第2弾。
第一章「明神の滝に祈ってはいけない」
桃花はひとり明神の滝に向かっていた。一年前に忽然と姿を消した姉・緋里花のSNS裏アカウントを、昨晩見つけたためだ。失踪する直前の投稿を見た桃花には、あの日、大切にしていた「てりべあ先生」を連れて姉が明神の滝に願い事をしに行ったとしか思えない。手がかりを求めて向かった観瀑台で桃花が出合ったのは、滝の伝説を知る人物だった。

第二章「首なし男を助けてはいけない」
夏祭りの日、少年は二人の仲間を連れて大好きな伯父さんを訪ねる。今夜、親たちに内緒で行う肝試し、その言い出しっぺであるタニユウに「どっきり」を仕掛けるため、伯父さんに協力してもらうのだ。伯父さんは三十年近くも自室にひきこもって、奇妙な「首吊り人形」を作っている。その人形を借りて、タニユウの作り話に出てきたバケモノを出現させようというのだ。

第三章「その映像を調べてはいけない」
「昨夜……息子を殺しまして」。年老いた容疑者の自白によれば、息子の暴力に耐えかねて相手を刺し殺し、遺体を橋の上から川に流したという。だが、その遺体がどこにも見つからない。必死で捜索をつづける隈島刑事は、やがてある「決定的な映像」へとたどり着く。彼は先輩刑事とともに映像を分析しはじめ——しかし、それが刑事たちの運命を大きく変えていく。

そして、書き下ろしの終章「祈りの声を繋いではいけない」
――すべての謎がつながっていく。前作を凌ぐ、驚愕のラストが待つ!
各話の最終ページにしかけられたトリックも、いよいよ鮮やかです。

文藝春秋
あおば

好評だった第1弾以上の驚愕のラストが待っています。
直木賞作家の道尾秀介は色々な趣向を凝らした作品も発表されていて、その中でも1番面白いと評価の高い作品が”いけないシリーズ”です。

目次

まとめ

あおば京介の花束

ホラー要素がゼロなので万人向けの作品に仕上がっている”カラスの親指”と続編の”カエルの小指”は時間を見つけて連続で聴いてください。

タケさんや、まひろ達の魅力が何倍にも感じれるのでおすすめです。

  • タケさんの優しさが、読み手の心を暖かくしてくれる。
  • 会話に名言が多く、セリフ回しが素敵。
  • テツさんの代わりに、やひろの息子のテツが活躍する。
  • キョウの会話が絶妙で、最後で「あー」って言ってしまった。
  • 2話連続で意外な人間(カレー好き)がキープレイヤー

いけないシリーズは写真を使った趣向が新しく、どんでん返しの道尾秀介作品にピッタリの手法です。

いけない。いけないⅡ。は短編集で各章で話は完結しているのですが時系列は続いているので、各章でイマイチ謎が解らなくても、違う章で説明してくれる文章を挟んでくれています。安心して話を聴き進めて下さい。

いけないⅡでは、すべての謎が繋がっていくので書き下ろしの最終章まで充分に楽しんで聴けます。

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